1.現在、さまざまな耐性菌が出現してきていることに加え、感染防御機能が低下したいわゆるコンプロマイズト・ホストが増加するなど抗菌薬療法をおこなっていく上で種々な問題が生じてきている。
2.現実には起炎菌が判明していない場合が圧倒的に多く、経験的に抗菌薬を選択投与せざるを得ない場合が多い。
一般に抗菌力など抗菌薬に関する基礎データと実際の臨床効果の間にはブラックボックスともいうべきものが存在している。
3.経験的治療においては、抗菌薬の基礎データは勿論のこと、このブラックボックス中の要因である感染症,宿主の病態をどう捉えていくかが極めて重要となる。
4.宿主病態の感染リスクレベル,易感染性レベルは変わってくることとなる。
レべル1は感染防御能が正常,あるいは軽度落ちていると推定した場合。
レベル2は感染防御能が中等度落ちていると推定。
レベル3は高度に落ちていると推定。