専門医に聞く!ロナセンテープの使い方
【第3回】-便秘の患者さんの場合-

便秘の患者さんに使ってみた -特徴が分からなかったロナセンテープが、今では第一選択薬の1つに-

出演・監修:医療法人社団 綾瀬病院
      院長 鈴木 拓也先生

ロナセンテープは世界初の経皮吸収型抗精神病薬です。
今回は便秘の患者さんへの使用経験について、医療法人社団 綾瀬病院 院長 鈴木 拓也先生にお伺いしました。

Question 7
ロナセンテープの薬物動態を活かすために、
どのような患者さんに提案されましたか?

鈴木 拓也先生

便秘で困っている患者さんに提案しました。抗精神病薬を増量しても十分な症状改善が得られず、さらに便秘が悪化して下剤が増えてしまう、といった悪循環になってしまっていた方でした。

Question 8
使ってみてどうでしたか?

便秘がある方では経口薬が十分に体内に吸収されず、薬物が脳に届いていなかった可能性があると感じました。

鈴木 拓也先生

Question 9
現在のロナセンテープの位置づけを教えてください

鈴木 拓也先生

これまで拒薬や嚥下困難、便秘の患者さんでの経験を経て、ロナセンテープへの信頼度が増しました。消化管ではなく皮膚から吸収され、血中濃度推移が安定するという薬物動態的特徴を活かすことで、これまでの薬物治療を大きく変える可能性を感じました。
剤形を変えることで、全く異なる使用実感をここまで得られるのかと驚きました。
現在ではハロペリドール注射剤を使うような超急性期から維持期まで、病期を選ばず、幅広い患者さんに検討するようになりました。

急性期統合失調症治療におけるロナセンテープの有効性と安全性
:国際共同第3相試験(検証的試験)

急性期統合失調症治療におけるロナセンテープの有効性と安全性:国際共同第3相試験(検証的試験)

急性期統合失調症患者さんに対する、ロナセンテープの国際共同第3相試験はこちらからご覧いただけます。

ロナセンテープ20mg/テープ30mg/テープ40mgの製品基本情報(適正使用情報など)

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