2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム、 手前勝手に考えてみた。

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【演者】弘世 貴久先生(東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 教授)

日本人を含めたアジア人の2型糖尿病の病態は、以前よりインスリン抵抗性を主体とする欧米人の糖尿病と 異なり、インスリン分泌不全が主体とされてきた。さらに治療戦略を考える上では年齢、肥満の程度、慢性 合併症の程度、肝・腎機能も評価し、個々の病態に応じた治療薬を選択し、決定することが求められる。 このような背景から海外の治療アルゴリズムをそのまま踏襲するのではなく日本人2型糖尿病を対象とした 臨床試験に基づく治療体系の構築が極めて重要である。本講演では我々の教室で実施したさまざまな 臨床試験結果などを基に各薬剤の位置付けや期待する効果などについて考察したい。


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