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Vol.23 薬剤師に期待する口腔の健康サポート(全4回)
山浦 克典 氏
慶應義塾大学薬学部 医療薬学・社会連携センター 社会薬学部門 教授/附属薬局 薬局長
1989年千葉大学薬学部卒業、1991年千葉大学大学院薬学研究科博士前期課程修了、2002年千葉大学大学院薬学研究科博士後期課程修了(博士(臨床薬学))。1991年株式会社ツムラ創薬研究所で薬理研究に従事した後、1997年から保険薬局薬剤師、薬局経営、PET画像診断センター薬剤部長・製造管理者など薬剤師業務に従事する。2006年から、CROで自己免疫疾患領域の治験のモニタリング業務に従事し、2009年に千葉大学大学院薬学研究院講師、2013年同准教授を経て、2015年に慶應義塾大学薬学部 教授・附属薬局長となり現在に至る。
日本口腔ケア学会理事・薬剤師部会長、日本老年薬学会理事、日本性差医学・医療学会評議員。

「口腔ケア」は、歯科医師・歯科衛生士のみならず多職種も広く用いるが、薬剤師にはあまりなじみのない言葉だった。2021年日本口腔ケア学会は、口腔ケア領域に薬剤師の職能を活かすべく薬剤師部会を立ち上げ、2022年には「口腔ケア大阪宣言」を発出し、口腔ケアの更なる発展のため、薬学教育における口腔ケア領域の充実と、臨床現場における薬剤師の口腔ケアへの参画が重要であることを宣言した。本コラムでは、口腔の健康維持から薬物治療における口腔内副作用の予防・早期発見に至るまで、口腔ケア領域で薬剤師職能が広く発揮できることをお示しします。
Vol.23 薬剤師に期待する口腔の健康サポート(全4回)
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【第4回】口腔ケアに関する薬剤師専用認定資格試験の開始と薬学教育モデル・コア・カリキュラムに謳われた「口腔ケア」の臨床実習での実践
令和4年度改訂版薬学教育モデル・コア・カリキュラムに、初めて「口腔ケア」の文字が登場した。また、薬剤師向け日本口腔ケア学会認定資格試験が開始され、口腔内フィジカルアセスメント技能が修得できる薬剤師向けハンズオンセミナーが開催されるなど、口腔ケアは薬剤師の必須ワードになりつつある。
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【第3回】薬局薬剤師は地域住民の口腔の健康維持にも貢献できる
薬局は健康な人や未病の人がアポなしで利用できる唯一の医療提供施設として、口腔の健康維持にも大いに貢献できる。
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【第2回】薬剤師は医薬品が引き起す口腔内副作用の番人になるべき
医薬品が引き起す口腔関連の副作用には、口腔乾燥症、嚥下障害、口腔カンジダ症、顎骨壊死、歯肉増殖症、口腔粘膜炎ほか、さまざまあるが、本稿では代表的なものについて概説する。
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【第1回】「口腔ケア大阪宣言」で薬剤師の口腔ケアへの参画の重要性が示される
口腔ケアは、広く多職種が関わって実施されるが、これまで薬剤師はあまり参画してこなかった。2022年に日本口腔ケア学会が「口腔ケア大阪宣言」を発出し、薬学教育における口腔ケア領域の充実と臨床現場の薬剤師の口腔ケアへの参画を呼び掛け、「口腔ケア」が薬剤師の重要なキーワードとなってきた。
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