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糖尿病患者におけるサルコペニア評価の意義と予防・治療の現状
【演者】杉本 研先生(川崎医科大学 総合老年医学 主任教授 / 川崎医科大学高齢者医療センター 副院長)
高齢者ではサルコペニアや認知症などの老化関連疾患の合併が多く、それらを的確に評価し、早期に対応することが重要である。なかでもサルコペニアは、転倒や併存疾患の悪化、さらには要介護状態のリスクと深く関連しており、骨格筋量、筋力、身体機能の定期的な評価が不可欠である。進行したサルコペニアは可逆性が乏しいため、できる限り早期に発見し、予防または治療的介入を行うことが重要である。サルコペニアへの介入としては、適切な血糖管理とともに十分なたんぱく質摂取およびレジスタンス運動が有用であることが知られているが、糖尿病患者ではサルコペニア肥満の場合も多く、骨格筋量を維持しながら適切に減量を図ることが必要となる。
サルコペニアの存在を考慮した糖尿病治療薬の選択については、各薬剤の筋肉量・栄養状態への影響を理解したうえで、適切な使用・中止の判断を行うことが求められる。
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