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悪性リンパ腫の自家移植におけるチオテパの位置づけ ~当院での使用経験も踏まえて~
【座長】錦織 桃子 先生(京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授)
【演者】井尾 克宏 先生(関西電力病院 血液内科 部長)
これまで自家末梢血幹細胞移植(ASCT)は再発難治のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)や中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)の治療において必要な治療選択肢の一つであり、これからも重要な治療方法であり続けると思われる。しかし近年、新たな治療が保険適応となっている中でその立ち位置は少しずつ変わってきている。
チオテパ/ブスルファンレジメン(TT/Bu)によるASCTはPCNSL治療において有効な地固め療法であり、PCNSL以外のリンパ腫でもoptionのひとつとして期待されるが臨床報告は未だ限定的である。当院でsystemic lymphomaに対して行ったTT/BuによるASCTとそれ以外のレジメンでのASCTの比較では治療効果および安全性において大きく異ならないことが示唆された。
今回、当院での経験と既報の文献から今後のlymphomaにおけるASCTの役割とチオテパの位置づけについて考えていきたいと思う。
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