精神疾患への薬剤師の介入

精神科薬物療法におけるポリファーマシー対策や薬薬連携、地域連携など、薬剤師の精神科医療への介入について、指導者の立場、そして現場の立場からに分けて、それぞれの取り組み事例をご紹介します。

Vol.5 現場の立場から(3)医師との“治療契約を壊さない”を念頭に、患者の話しを傾聴し、共感し寄り添う

鈴木 弘道 氏

アルテ薬局は精神科主体の店舗で、門前のクリニックを中心に、1日約40枚の処方箋を応需しています。近隣には精神科・心療内科があり、処方箋の半数以上を精神科系が占めています。疾患別では統合失調症のほか、最近はうつ病、双極性障害の患者さんが増加傾向で、年齢層としては比較的若い40歳代が多いといいます。病院勤務時代を含め、保険薬局における取り組み姿勢、患者対応の工夫や留意点などをご紹介します。

Vol.4 指導者の立場から(2)病棟業務通じて医師との信頼関係を構築し、タスク・シフトにも取り組む

谷藤 弘淳 氏

精神科専門薬剤師の谷藤弘淳氏が、精神科薬物療法の現状と病院薬剤師として医師の負担軽減に向け、院内で取り組んだタスク・シフトの試み、薬物療法適正化への関わり方について語ります。精神科医療においても進みつつある「入院から地域へ」という流れの中で、ますます高まる薬局薬剤師への期待とともに精神疾患患者への対応の一端も紹介します。

Vol.3 現場の立場から(2)踏み込み過ぎない“距離感”を大事にしつつ、最適な薬物療法を支援する

林 一美 氏

ナカジマ薬局西円山店は2015年10月に開設された精神科主体の店舗です。店内は落ち着いた雰囲気でアロマの香りが漂い、投薬カウンターはブース型と完全個室型の2つ用意され、癒しと安心の空間が演出されています。同店は精神科疾患のなかでも神経症圏の患者が多く、患者さんとの関係について林氏は、「あまり踏み込み過ぎない距離感を大事にしています」と話します。林氏の取り組み事例、患者対応の工夫などをご紹介します。

Vol.2 現場の立場から(1)患者さんに寄り添い、感情を共有し、その“認識”をしっかり理解し支える

栗原 正亮 氏(左)/ 栗原 鑑三 氏(右)

有限会社みわ薬局代表取締役の栗原正亮氏は、薬剤師として、また精神科に特化した薬局の経営者として、「患者さんの心配事に対応できる体制づくり」に努めています。多様な精神疾患の患者さんに対し、幅広い連携の中で、一部在宅医療にも取り組んでいます。一方、地域薬局を運営する弟の栗原鑑三氏は食生活の乱れを一つの切り口に、またSNSも活用して、投薬時に捉われないコミュニケーションを充実し“涵養指導”をめざしています。それぞれの取り組みについて詳しくご紹介します。

Vol.1 指導者の立場から(1)医療者として患者の「社会復帰」を支え、薬剤師として多職種をつなぐ

定岡 邦夫 氏

精神科専門薬剤師の定岡邦夫氏が、精神科薬物療法の変遷と現状、また、ご自身が院内で取り組んだポリファーマシー対策など病院薬剤師としての精神科医療への関わり方、外来薬物療法における薬薬連携と薬局薬剤師への期待などについて、指導者の立場から語ります。

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