Patient Reported Outcomeを高める糖尿病治療をしよう

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【演者】河盛 隆造先生(順天堂大学 名誉教授)

演者は、食後血糖応答を制御している最大の因子は、肝・ブドウ糖取り込み率であり、それは肝に流入するインスリン・グルカゴン・ブドウ糖のカクテルの比率に依存することを証明してきた。今や日常診療において、的確な薬物選択により肝・ブドウ糖取り込み率を高め、食後血糖応答を正常化することが、決して難解ではなくなった。加えて演者は、多彩な糖尿病治療薬の選択にあたって、①美食家になった患者の食事の楽しみを奪わない、②大切な身体活動に支障を及ぼさない、③低血糖を惹起しない、ことなどを重視している。
DPP-4 阻害薬とメトホルミンは、互いに助っ人同士となり、①食後血糖上昇に対応したインスリン分泌を高め、②肝でのインスリン作用を高める、ことが注目されてきた。患者の長い予後を考え、初診時から食後血糖応答の改善をめざし、その結果として内因性インスリン分泌を回復させ、その状況を保持すべきであろう。より早期からの、より厳格な血糖マネジメントを継続するために、患者の主観的評価である「Patient-Reported Outcome」を尊重した治療戦略について先生方と考えていきたい。


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