ロナセンテープクイズ 第2回

統合失調症治療における服薬アドヒアランスの向上の方策とロナセンテープの可能性

クイズ1

経皮吸収型製剤は服薬有無を視認できることから服薬アドヒアランスの向上につながる利点がある。

  1. はい
  2. いいえ

クイズ1の正解と解説開く

正解は 1.はい

<解説>

一般的な経皮吸収型製剤の臨床上における利点には、「服薬有無を視認できるため服薬アドヒアランスの向上につながる」とあります。
経皮吸収型抗精神病薬であるロナセンテープは服薬アドヒアランス向上の一助になる可能性があると考えています。

クイズ2

ロナセンテープの国内第3相長期投与試験では、統合失調症患者さんにロナセンテープ40~80mg/日を52週間貼付したときの安全性および有効性が評価されたほか、剤形に関するアンケートが実施されました。そのアンケート結果として、(  )に当てはまる正しい選択肢は次のうちどれでしょう。

「貼るタイプの薬剤は必要と思いますか?」という質問に「はい」と回答した割合は、52 週間の貼付を完了した患者さんでは( ① )で、52週間の貼付を途中で中止した患者さんを含めると( ② )でした。

  1. ①約50% ②約30%
  2. ①約50% ②約50%
  3. ①約80% ②約70%

クイズ2の正解と解説(1)開く

正解は 3.①約80% ②約70%

<解説>

剤型に関するアンケート結果について示します。
なお、アンケートはロナセンテープ貼付終了時点で実施しています。
「貼るタイプの薬剤は必要と思いますか?」という質問に「はい」と回答した割合は、52 週間の貼付を完了した患者さんでは81.0%(94/116例)で、52週間の貼付を途中で中止した患者さんを含めると69.6%(135/194例)でした。

「貼るタイプの薬剤は、錠剤と比べて、治療を続けやすいと思いますか?」という質問に「はい」または「変わらない」と回答した割合は、52週間貼付を完了した患者では( ③ )、貼付中止患者を含めると( ④ )でした。

  1. ③約40% ④約35%
  2. ③約65% ④約55%
  3. ③約80% ④約70%

クイズ2の正解と解説(2)開く

正解は 3.③約80% ④約70%

<解説>

「貼るタイプの薬剤は、錠剤と比べて、治療を続けやすいと思いますか?」という質問に「はい」または「変わらない」と回答した割合は、52週間貼付を完了した患者では78.4%(91/116例)、貼付中止患者を含めると67.5%(131/194例)でした。
これらのことから経皮吸収型製剤は統合失調症患者さんの新たな治療選択肢になり得ることが示唆されたと考えています。

クイズ3

ロナセンテープの投与量に関する記述として、正しいのはどちらでしょうか?

  1. 通常、40mgを1日1回貼付するが、患者の状態に応じて、初回から最大承認用量80mgを貼付することができる
  2. 初回は40mgから開始し、患者の状態に応じて最大80mgまで増量することができる

クイズ3の正解と解説開く

正解は 1.通常、40mgを1日1回貼付するが、患者の状態に応じて、初回から最大承認用量80mgを貼付することができる

<解説>

ロナセンテープの投与方法の例をお示しします。
ロナセンテープは、通常40㎎を1日1回貼付ですが患者の状態に応じて最大承認用量の80mg/日から投与することも可能です。

ロナセンテープ20mg/テープ30mg/テープ40mgの製品基本情報(適正使用情報など)

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