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ライブ配信講演会一覧(ライブ配信/録画配信)
ライブ配信講演会では、各領域の著名な先生方をお招きし、最新の医療情報をお届けしています。ぜひご活用ください。
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糖尿病治療UPDATE~イメグリミンへの期待を含めて~
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※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年03月20日まで
- 【演者】西村 理明先生(東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 教授)
24時間連続して血糖変動を把握することができるCGM機器がアメリカで1999年に開発され、本邦では2009年に承認された。糖尿病のある人における血糖変動のパターンにはおそらく個人差があり、このパターンを見ながら食事・運動療法のみならず薬物療法を含めた適切な治療法を選択する、いわゆるテーラーメイド医療を実践することが、究極の血糖マネジメントをもたらすのではないかと信じている。 現在、本邦では多くの血糖降下薬が開発され、経口薬では9種類の薬剤が臨床現場で使用されている。そのような中、世界に先駆けて2021年9月にわが国で発売されたイメグリミン塩酸塩は、ミトコンドリアを介した作用が想定されており、「膵β細胞での血糖依存的なインスリン分泌促進作用」と「肝臓や骨格筋での糖新生抑制や糖取り込み能改善の作用」を併せ持つ薬剤である。このDual mode of Actionにより、病態が複雑化しつつある日本人2型糖尿病患者さんの血糖値を改善させることが期待される。本講演会では、CGMの知見とともに、イメグリミン塩酸塩の国内第Ⅲ相臨床試験TIMES試験を踏まえ、本剤への期待と実臨床での位置づけについて考察したい。
メトホルミンの作用メカニズムおよび適正使用について~薬剤師の先生方へお願いしたいこと~
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】藤田 義人先生(京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学 講師)
メトホルミンは世界で最も広く用いられている2型糖尿病治療薬の一つであり、ADA/EASDのPosition Statementでは第一選択薬に位置付けられている。メトホルミンはガレガソウという薬用植物に由来し、臨床応用が開始されて以降約60年の長い歴史を持つ薬剤であるが、血糖低下作用のメカニズムについて詳しくは解明されていなかった。近年、分子生物学の発展に伴い次々と新しい分子機序が提唱されている。特に、2001年にメトホルミンがAMP kinase(AMPK)を活性化させ、肝臓糖新生を抑制させる機序が報告されて以降、AMPKに依存する機序、あるいはAMPKに依存しない機序など様々な機序が提唱されている。メトホルミンの主な標的臓器は肝臓であり、インスリン非依存性に肝臓糖新生を抑制して血糖値を低下させる作用を有しているが、腸管への作用や中枢神経を介した臓器連関、マイクロバイオームへの関与など各臓器への作用が報告されている。また、メトホルミンには血糖低下効果の他にも血管保護作用など多面的な作用が報告されている。本セミナーではメトホルミンの多面的な作用とそのメカニズムについて取り上げ、これらの作用に基づいた新しい治療戦略についても紹介したい。さらに、メトホルミンを含むビグアナイド薬には乳酸アシドーシスの発症リスクが懸念されており、適正使用に留意する必要がある。本セミナーでは、『メトホルミンの適正使用に関するRecommendation』の内容も踏まえ、臨床におけるメトホルミンの適正使用についても概説する。
血糖正常化を目指した治療の意義と可能性~血糖マネジメント目標の再考と膵β細胞機能維持の可能性~
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】駒津 光久先生(信州大学医学部 糖尿病・内分泌代謝内科学 教授)
2型糖尿病はいったいいつから始まっているのだろうか? 我々のデータからは糖尿病へのカウントダウンは少なくとも診断時から20年以上まえにさかのぼると考えられる1)。このことは、糖尿病の診断がつけば直ちに治療を開始すべき蓋然性を示唆している。実際、治療開始が3年遅くなると、同等のマネジメント状態でも心血管イベントの発症は明らかに増加することが示されている2)。また、厳格な血糖マネジメントが従来考えられているよりはるかに合併症抑制に有効であることがメンデリアンランダマイゼーションを用いたACCORD試験の追加解析で明らかになった。良好な血糖マネジメント持続に早期からのメトホルミンとDPP-4阻害薬の有用性を示したVERIFY試験は、2型糖尿病の薬物療法の早期からの進め方に大きな示唆をあたえている。本講演ではこれらを踏まえ、改めて早期からの血糖マネジメントの重要性と膵β細胞機能維持の可能性を強調したい。 1)H.Sagesaka et al., Journal of the Endocrine Society. 2018;2:476 ‒484. 2)Herman WH et al., Diabetes Care. 2015;38:1449‒1455.
うつ病治療の最適化を目指してー女性特有のうつからの考察ー


配信情報
- 追っかけ再生 非対応
- 録画配信非対応
- 【演者】大坪 天平先生(東京女子医科大学附属足立医療センター 心療・精神科 部長 教授)
疫学調査によれば、うつ病は女性の方が男性より2倍程度多い。その理由として、女性には、男性にはない月経、妊娠、出産、産褥、更年期など大きな性ホルモンの変動がみられることと、ジェンダーギャップという男女間での区別や差別の影響を受けやすいことなどが挙げられている。 これら女性特有の精神的不調にエストロゲンなど性ホルモンが関係していることは明らかである。また、女性の場合、年齢により抗うつ薬の種類毎の反応が異なる可能性もある。本WEB講演では、女性特有のうつから、うつ病治療を再考する。
非ドパミン系薬剤の作用機序を考える
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年03月28日まで
- 【演者】濱田 雅先生(東京大学医学部附属病院 脳神経内科 講師)
「非ドパミン系薬剤の作用機序を考える」について、濱田 雅先生(東京大学医学部附属病院 脳神経内科 講師)からご講演いただきます。
ツイミーグ ライブ配信講演会
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年03月29日まで
- 【座長】加来 浩平先生(川崎医科大学総合医療センター 特任部長)
- 【講演I】2型糖尿病の病態と治療に関するトピックス
- 【演者】金藤 秀明先生(川崎医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科学 教授)
- 【講演II】イメグリミンの膵β細胞量保護効果と膵ミトコンドリアへの作用
- 【演者】村上 隆亮先生(京都大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・栄養内科 助教)
【講演Ⅰ】 昨今、数多くの糖尿病治療薬が臨床応用され、2型糖尿病治療の選択肢が増える状況にある。そのため、個々の病態に応じた治療の実践により、良好な血糖コントロールの実現が可能となっている。しかし、 Clinical inertia がしばしば問題となり、効果的なタイミングで治療強化がされていないケースも散見される。その原因の一つとして、日本人糖尿病患者の病態がインスリン抵抗性とインスリン分泌能低下が絡まり合い、複雑であることが挙げられるが、膵 β 細胞機能保護の観点からはより早い治療強化が重要であるとされる。昨年より臨床使用できるようになったイメグリミンは、膵作用・膵外作用を併せ持つ新規メカニズムの糖尿病治療薬であり、日本人2型糖尿病の新たな治療選択肢となることが期待される。我々は糖尿病モデルマウスにイメグリミンを投与することにより、グルコース応答性のインスリン分泌促進作用と膵 β 細胞保護効果を報告している。本セミナーでは、我々が報告した基礎研究内容を交えながら、イメグリミンの作用機序・期待感などを講演したい。 【講演Ⅱ】 イメグリミンは、ミトコンドリアへ作用すると想定されており、グルコース濃度依存的なインスリン分泌を促す膵作用と、肝臓 ・ 骨格筋での糖代謝を改善する膵外作用を発揮する2型糖尿病治療薬であるが、β 細胞量 BCM に対する影響は完全には解明されていない。本講演会では、非侵襲的膵 β 細胞イメージング技術を用いて糖尿病モデルマウスにおけるBCMに対するイメグリミンの影響と、膵β細胞ミトコンドリアへの作用を検証した結果を解説するとともに、本剤への期待と実臨床での位置づけについて考察したい。
糖尿病早期治療の重要性を考える~膵β細胞機能維持を目指した糖尿病治療戦略~


配信情報
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- 録画配信非対応
- 【演者】寺内 康夫先生(横浜市立大学大学院医学研究科 分子内分泌・糖尿病内科学 教授)
社会における糖尿病の知識不足、誤ったイメージの拡散により、糖尿病をもつ人は「特定の属性に対して刻まれる負の烙印=スティグマ」(社会的偏見による差別)にさらされる。例えば、糖尿病患者は短命であると言われ、糖尿病に対する負のイメージを高めている。スティグマを放置すると、糖尿病であることを周囲に隠す→適切な治療の機会損失→重症化→医療費増→社会保障を脅かすという悪循環に陥る。私たちは、ある医療機関の糖尿病患者の死亡記録に基づき、40 歳患者の平均余命は非糖尿病者と大きな差がないことを報告した1)。糖尿病の正しい理解を促進する活動を通じ、糖尿病をもつ人が安心して社会生活を送り、人生100 年時代の日本でいきいきと過ごすことができる社会形成を目指す活動(アドボカシー活動)を展開する必要があることをまず強調したい。 糖尿病の薬物治療の開始や強化が遅れがちなことは日本のみならず、世界的な問題である。患者の治療強化の必要性があると認識していながら、これまでの治療を続けてしまうことはClinical Inertia(臨床的慣性)と呼ばれ、糖尿病治療ガイドにも「治療開始・治療強化の遅れ」が問題となっていることが明記されている2)。治療強化にあたっては患者の心理的抵抗感だけではなく、医療者側にも治療強化のハードルが存在することを自覚する必要があり、医療者・患者間のギャップを埋めることが肝心である。 糖尿病と診断がついた時点で膵β細胞機能は既に50%程度低下していると報告されており3)、膵β細胞機能が残存しているうちに血糖値を低下させ、膵β細胞機能や膵β細胞量を保持することが糖尿病の病態を考える際に重要である。 本セミナーでは「膵β細胞保護」に関わる最近の研究成果を紹介し、治療戦略について考察する。最後に、早期治療強化に適した薬剤はどのようなものか、DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用療法の意義も含めて概説する。 1)Goto A, et al. J Diabetes Investig. 11:52-54, 2020 2)日本糖尿病学会 編・著:糖尿病治療ガイド2020-2021, P.39,
軽症化時代のうつ病対応と復職支援


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- 追っかけ再生 非対応
- 録画配信非対応
- 【演者】德永 雄一郎先生(不知火病院 理事長)
近年、産業構造の変化にともない情報収集が容易になり、受診前に診断を予測し受診する人も少なくない。一方、軽症化や多様性といった病態の変化は、初診時の治療上の判断も難しくなっており、患者さんへの対応や説明にも従来以上の説明が求められる。私見ではあるが、うつ病も含め他の精神疾患も10年ごとに変化していると実感している。休職者においても同様で、発達の課題のあるうつ病も増えてきている。一方、職場側も年々休職者の復帰のハードルを高くしてきている。今回は社会や患者意識の変化をもとに、うつ病の初診時と休職者の復職予測に焦点を当て、軽症化や多様性時代のうつ病の課題や薬物療法の選択等について考えてゆきたい。
DiaMond Live Seminar~膵β細胞にフォーカスした2型糖尿病治療~


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- 録画配信非対応
- 【座長】弘世 貴久先生(東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 教授)
- 【講演I】合併症抑制のための糖尿病マネジメント~食事療法のポイントと厳格な血糖マネジメントの意義~
- 【演者】川浪 大治先生(福岡大学医学部 内分泌・糖尿病内科学 教授)
- 【講演II】「血糖降下」から「β細胞保護」へ糖尿病治療のパラダイムシフト
- 【演者】税所 芳史先生(さいしょ糖尿病クリニック 院長)
【講演Ⅰ】 2型糖尿病においては早期からの治療介入に加え、適切なタイミングでの治療強化を行いながら血糖マネジメントのみならず合併症抑制を考慮し、包括的な視点での治療行うことが重要である。健康寿命の延伸を見据えた2型糖尿病の食事療法や薬物療法について、厳格な血糖マネジメント及び早期治療強化の意義と共に考察したい。 【講演Ⅱ】 この20年の間に、多くの新しい薬物が開発され、2型糖尿病の治療は劇的に変化した。特に、インクレチン関連薬が日本で発売され10年の間に、2型糖尿病の治療の概念も著しく変化した。DPP-4阻害薬はグルコース依存性インスリン分泌の促進により、低血糖のリスクを高めることなく、正常な血糖コントロールを達成することが可能となり、より患者さんのQOL向上を目指した糖尿病治療が実現できるようになった。しかし、医療現場ではClinical Inertia(臨床的な惰性)と言われる、治療目標が達成されていないにもかかわらず、治療が適切に強化されていない状態がしばしば問題視されている。本講演会では自身の研究より得られた知見を含め、β細胞の仕事量(workload)減少に焦点を当てた薬物療法について解説し、より糖尿病の病態に基づいた今後の糖尿病治療の方向性を提案したい。
Hematology & Infections WEB seminar


配信情報
- 追っかけ再生 非対応
- 録画配信非対応
- 【演題I】脳神経外科・血液内科協働で行うPCNSL診療の円滑化と副作用マネジメント
- 【演者】多田 雄真先生(大阪国際がんセンター 血液内科/AYA世代サポートチーム 診療主任)
- 【演題II】血液疾患領域における真菌感染症管理
- 【演者】森 康雄先生(九州大学病院 血液・腫瘍・心血管内科 講師)
本講演会では、大阪国際がんセンターの多田雄真先生に「脳神経外科・血液内科協働で行うPCNSL診療の円滑化と副作用マネジメント」、九州大学病院の森康雄先生に「血液疾患領域における真菌感染管理」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
エビデンスに基づいた2型糖尿病の薬物治療~基礎治療薬としてのメトホルミン~


配信情報
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- 録画配信非対応
- 【演者】住谷 哲先生(大阪府済生会泉尾病院 糖尿病・内分泌内科 主任部長)
2型糖尿病治療において重要な治療方針は二つある。一つ目はA・B・Cで表される「包括的な心血管リスクの減少」で、HbA1cのA、血圧(blood pressure)のB、LDL-CのCの3つのトータルケアに目を向けること。二つ目は遺産効果legacy effectとして知られる「診断後早期からの血糖正常化を目指した厳格な管理」である。治療をしない「負の遺産」が蓄積されると合併症のリスクが増大し、取り返しがつかなくなる。治療の根幹は食事療法・運動療法であるものの、多くの糖尿病のある患者は治療薬を必要とする。基礎治療薬cornerstoneには6項目(確実な血糖降下作用、低血糖を生じない、体重を増加させない、真のアウトカムを改善する、長期の安全性が担保されている、薬価負担)が求められる。メトホルミンはその6項目に該当する薬剤であり、世界の中で2型糖尿病の基礎治療薬としての位置付けを確立しており、最も使用されている薬剤の1つである。一方で、副作用である消化器症状や乳酸アシドーシスの発現に留意する必要があり、注意するポイントなどもあわせてご紹介したい。
ラツーダはSDAの代表薬になり得るか?―リスペリドン非劣性DB試験を踏まえて―
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年04月13日まで
- 【演者】藤田 康孝先生(医療法人社団更生会 草津病院 副院長)
1996年にリスペリドンが日本国内で上市されてから、統合失調症の薬物療法の主流は、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬に移り変わった。この大きなパラダイムシフトにより、統合失調症の当事者はより良い治療を享受しやすい環境になったが、それでも一部のアンメットニーズが依然として残されている。あれから27年が経過した2023年、ラツーダは国内上市から3年の歳月を迎える。本剤はD2受容体、5-HT2A受容体遮断作用を示すSDAであり、加えて5-HT7受容体遮断作用と5-HT1A部分刺激作用を有する薬剤特性を持つが、これまでの既存薬と臨床上何が異なるのだろうか。本講演では、抗精神病薬の開発のあゆみから振り返ると共に、ラツーダ臨床試験、実臨床における使用経験を基に、統合失調症におけるラツーダの位置づけや使い方について、ご視聴いただく先生方と共に熟考していきたい。
患者さんにも治療者にも安全な抗うつ薬治療を考える


配信情報
- 追っかけ再生 非対応
- 録画配信非対応
- 【演者】藤井 久彌子先生(滋賀医科大学精神医学講座 准教授)
うつ病と自殺関連行動との関係や、うつ病に罹患することが心筋梗塞などの身体疾患の予後に影響することがいわれている反面、抗うつ薬には留意すべき様々な副作用があるのも周知の事実です。その副作用を過度に恐れるあまりに使用すべき症例への使用を躊躇しないように、患者背景に合わせて可能な限り事前にリスク評価ができればと思います。それは患者さんにとっても治療者にとっても安全な治療選択、といえるのではないかと思い、先生方と一緒に「復習する」というお時間になれば幸いです。
統合失調症治療 最前線「Designed SDA、ラツーダによる急性期入院治療から維持期外来診療までを解説」
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年04月27日まで
- 【演者】石塚 卓也先生(医療法人社団碧水会 長谷川病院 副院長)
- 【演者】勝元 榮一先生(かつもとメンタルクリニック 院長)
精神科医療を取り巻く環境は、長期の入院治療から早期に地域移行を目指す治療へ移行してきている。統合失調症の薬物療法も、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬による治療が主流となったが、代謝系副作用による長期予後の問題や、完全寛解率の低さ等、課題が残っている。ラツ-ダは、「統合失調症の中核症状への効果を保ちつつ、副作用の軽減を目指して創製されたDesigned SDA」であり、統合失調症では既に52の国と地域で承認されている(2022年10月時点)。本講演会では、統合失調症の急性期入院治療から維持期外来診療までラツ-ダを使用する意義と、処方のコツを実臨床における経験も交え丁寧に解説する。
外来・維持期治療における薬剤選択(仮)
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年05月05日まで
- 【演者】伊豫 雅臣先生(千葉大学大学院医学研究院 精神医学 教授)
- 【演者】宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学教室/医療法人社団光生会 平川病院 客員教授/副院長)
「外来・維持期治療における薬剤選択(仮)」について、伊豫 雅臣先生(千葉大学大学院医学研究院 精神医学 教授)と宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学教室/医療法人社団光生会 平川病院 客員教授/副院長) にご講演いただきます。
実臨床から見た新規糖尿病治療薬イメグリミンの可能性
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年05月09日まで
- 【演者】小田 知靖先生(岩手医科大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科分野 助教)
本日の講演では、新規に使用可能になった経口血糖降下薬であるイメグリミンが実臨床においてどのような位置づけになるかを考察致します。また、イメグリミンがグルコースプロファイルにどのような影響を与える薬剤であるのかを当院におけるCGMデータを用いた臨床研究の内容も踏まえて解説させて頂きます。
精神科救急の原点から考える 急性期統合失調症治療のこれから ーDesigned SDA Latudaで、急性期から維持期までー
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2023年05月15日まで
- 【座長】來住 由樹先生(地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター 院長)
- 【演者】藤田 潔先生(医療法人静心会桶狭間病院 藤田こころケアセンター 理事長)
- 【演者】村上 忠 先生(医療法人 赤城会 三枚橋病院 理事長・病院長)
- 【演者】福島 端先生(医療法人誠心会 あさひの丘病院 院長)
精神科医療を取り巻く環境は、国の政策による法整備や診療報酬の改定に伴い、長期の入院治療から早期に地域移行を目指す治療へ移行してきています。そこで、今回は精神科救急の第一線でご活躍されているエキスパートの先生方に、「統合失調症の救急・急性期医療をさらに充実させ、患者さんの良質な地域移行、リカバリーを見据えた治療を実現するためにはどうしたらよいか」について精神科救急の原点から検討して頂きます。また、統合失調症治療で治療の基本となる薬物治療について、本邦で上市された最も新しい抗精神病薬であるラツーダを取り上げていただきながら、「即応性を求める急性期治療」と「良質な地域移行」の両立に焦点を当てた治療についても触れていきます。本ライブ配信講演会を通じて、先生方のこれからのご診療の一助として頂ければ幸いです。
膵β細胞機能を意識した糖尿病早期治療強化の重要性
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。


配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】白川 純先生(群馬大学生体調節研究所 代謝疾患医科学分野 教授)
現在の糖尿病治療においては、より早期からの積極的な治療による目標達成が求められている。欧米人と比較して日本人2型糖尿病患者は、インスリン分泌能が低く、膵β細胞量も少ない可能性が示唆され、膵β細胞機能を視野に入れた糖尿病治療が重要であると考えられる。メトホルミンとDPP-4阻害薬は、比較的早期から使われることの多い薬剤である。 本講演では、メトホルミンとDPP-4阻害薬であるビルダグリプチンの早期からの併用効果を解析したVERIFY試験の結果を踏まえて、日本人2 型糖尿病患者にとって重要な膵β細胞機能の観点から治療強化の重要性について議論したい。
現代うつ病の正体と抗うつ薬の新たな役割


配信情報
- 追っかけ再生 非対応
- 録画配信非対応
- 【演者】上田 均先生(もりおか心のクリニック 院長)
近年つ病の受療率は増加の一途をたどっている。うつ病受療率増加の要因として、①戦後日本の価値観の変化(忍耐は美徳ではない)②精神科・心療内科クリニックの増加③新薬発売に伴う製薬会社のキャンペーン展開④マスメディアの関心の高まりなどの要因がある。しかし、外来を受診するうつ病は30~40年前と比較して大きく変化している。その変化は①「脳の病気」から「心のやまい病」へ②重症から軽症・最軽症への2点である。そうした変化に伴い、抗うつ薬の役割も変わりつつある。今回の講演では外来を受診するうつ病の歴史的変化と抗うつ薬の役割について再考したい。
現代うつ病の正体と抗うつ薬の新たな役割


配信期間
- 終了しました
- 【演者】上田 均先生(もりおか心のクリニック 院長)
近年つ病の受療率は増加の一途をたどっている。うつ病受療率増加の要因として、①戦後日本の価値観の変化(忍耐は美徳ではない)②精神科・心療内科クリニックの増加③新薬発売に伴う製薬会社のキャンペーン展開④マスメディアの関心の高まりなどの要因がある。しかし、外来を受診するうつ病は30~40年前と比較して大きく変化している。その変化は①「脳の病気」から「心のやまい病」へ②重症から軽症・最軽症への2点である。そうした変化に伴い、抗うつ薬の役割も変わりつつある。今回の講演では外来を受診するうつ病の歴史的変化と抗うつ薬の役割について再考したい。
膵β細胞機能を意識した糖尿病早期治療強化の重要性
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。


配信期間
- 終了しました
- 【演者】白川 純先生(群馬大学生体調節研究所 代謝疾患医科学分野 教授)
現在の糖尿病治療においては、より早期からの積極的な治療による目標達成が求められている。欧米人と比較して日本人2型糖尿病患者は、インスリン分泌能が低く、膵β細胞量も少ない可能性が示唆され、膵β細胞機能を視野に入れた糖尿病治療が重要であると考えられる。メトホルミンとDPP-4阻害薬は、比較的早期から使われることの多い薬剤である。 本講演では、メトホルミンとDPP-4阻害薬であるビルダグリプチンの早期からの併用効果を解析したVERIFY試験の結果を踏まえて、日本人2 型糖尿病患者にとって重要な膵β細胞機能の観点から治療強化の重要性について議論したい。
精神科救急の原点から考える 急性期統合失調症治療のこれから ーDesigned SDA Latudaで、急性期から維持期までー
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信期間
- 2023年05月15日まで
- 【座長】來住 由樹先生(地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター 院長)
- 【演者】藤田 潔先生(医療法人静心会桶狭間病院 藤田こころケアセンター 理事長)
- 【演者】村上 忠 先生(医療法人 赤城会 三枚橋病院 理事長・病院長)
- 【演者】福島 端先生(医療法人誠心会 あさひの丘病院 院長)
精神科医療を取り巻く環境は、国の政策による法整備や診療報酬の改定に伴い、長期の入院治療から早期に地域移行を目指す治療へ移行してきています。そこで、今回は精神科救急の第一線でご活躍されているエキスパートの先生方に、「統合失調症の救急・急性期医療をさらに充実させ、患者さんの良質な地域移行、リカバリーを見据えた治療を実現するためにはどうしたらよいか」について精神科救急の原点から検討して頂きます。また、統合失調症治療で治療の基本となる薬物治療について、本邦で上市された最も新しい抗精神病薬であるラツーダを取り上げていただきながら、「即応性を求める急性期治療」と「良質な地域移行」の両立に焦点を当てた治療についても触れていきます。本ライブ配信講演会を通じて、先生方のこれからのご診療の一助として頂ければ幸いです。
実臨床から見た新規糖尿病治療薬イメグリミンの可能性
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信期間
- 2023年05月09日まで
- 【演者】小田 知靖先生(岩手医科大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科分野 助教)
本日の講演では、新規に使用可能になった経口血糖降下薬であるイメグリミンが実臨床においてどのような位置づけになるかを考察致します。また、イメグリミンがグルコースプロファイルにどのような影響を与える薬剤であるのかを当院におけるCGMデータを用いた臨床研究の内容も踏まえて解説させて頂きます。
外来・維持期治療における薬剤選択(仮)
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信期間
- 2023年05月05日まで
- 【演者】伊豫 雅臣先生(千葉大学大学院医学研究院 精神医学 教授)
- 【演者】宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学教室/医療法人社団光生会 平川病院 客員教授/副院長)
「外来・維持期治療における薬剤選択(仮)」について、伊豫 雅臣先生(千葉大学大学院医学研究院 精神医学 教授)と宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学教室/医療法人社団光生会 平川病院 客員教授/副院長) にご講演いただきます。
統合失調症治療 最前線「Designed SDA、ラツーダによる急性期入院治療から維持期外来診療までを解説」
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信期間
- 2023年04月27日まで
- 【演者】石塚 卓也先生(医療法人社団碧水会 長谷川病院 副院長)
- 【演者】勝元 榮一先生(かつもとメンタルクリニック 院長)
精神科医療を取り巻く環境は、長期の入院治療から早期に地域移行を目指す治療へ移行してきている。統合失調症の薬物療法も、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬による治療が主流となったが、代謝系副作用による長期予後の問題や、完全寛解率の低さ等、課題が残っている。ラツ-ダは、「統合失調症の中核症状への効果を保ちつつ、副作用の軽減を目指して創製されたDesigned SDA」であり、統合失調症では既に52の国と地域で承認されている(2022年10月時点)。本講演会では、統合失調症の急性期入院治療から維持期外来診療までラツ-ダを使用する意義と、処方のコツを実臨床における経験も交え丁寧に解説する。
患者さんにも治療者にも安全な抗うつ薬治療を考える


配信期間
- 終了しました
- 【演者】藤井 久彌子先生(滋賀医科大学精神医学講座 准教授)
うつ病と自殺関連行動との関係や、うつ病に罹患することが心筋梗塞などの身体疾患の予後に影響することがいわれている反面、抗うつ薬には留意すべき様々な副作用があるのも周知の事実です。その副作用を過度に恐れるあまりに使用すべき症例への使用を躊躇しないように、患者背景に合わせて可能な限り事前にリスク評価ができればと思います。それは患者さんにとっても治療者にとっても安全な治療選択、といえるのではないかと思い、先生方と一緒に「復習する」というお時間になれば幸いです。
ラツーダはSDAの代表薬になり得るか?―リスペリドン非劣性DB試験を踏まえて―
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※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信期間
- 2023年04月13日まで
- 【演者】藤田 康孝先生(医療法人社団更生会 草津病院 副院長)
1996年にリスペリドンが日本国内で上市されてから、統合失調症の薬物療法の主流は、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬に移り変わった。この大きなパラダイムシフトにより、統合失調症の当事者はより良い治療を享受しやすい環境になったが、それでも一部のアンメットニーズが依然として残されている。あれから27年が経過した2023年、ラツーダは国内上市から3年の歳月を迎える。本剤はD2受容体、5-HT2A受容体遮断作用を示すSDAであり、加えて5-HT7受容体遮断作用と5-HT1A部分刺激作用を有する薬剤特性を持つが、これまでの既存薬と臨床上何が異なるのだろうか。本講演では、抗精神病薬の開発のあゆみから振り返ると共に、ラツーダ臨床試験、実臨床における使用経験を基に、統合失調症におけるラツーダの位置づけや使い方について、ご視聴いただく先生方と共に熟考していきたい。
ツイミーグ ライブ配信講演会
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信期間
- 2023年03月29日まで
- 【座長】加来 浩平先生(川崎医科大学総合医療センター 特任部長)
- 【講演I】2型糖尿病の病態と治療に関するトピックス
- 【演者】金藤 秀明先生(川崎医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科学 教授)
- 【講演II】イメグリミンの膵β細胞量保護効果と膵ミトコンドリアへの作用
- 【演者】村上 隆亮先生(京都大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・栄養内科 助教)
【講演Ⅰ】 昨今、数多くの糖尿病治療薬が臨床応用され、2型糖尿病治療の選択肢が増える状況にある。そのため、個々の病態に応じた治療の実践により、良好な血糖コントロールの実現が可能となっている。しかし、 Clinical inertia がしばしば問題となり、効果的なタイミングで治療強化がされていないケースも散見される。その原因の一つとして、日本人糖尿病患者の病態がインスリン抵抗性とインスリン分泌能低下が絡まり合い、複雑であることが挙げられるが、膵 β 細胞機能保護の観点からはより早い治療強化が重要であるとされる。昨年より臨床使用できるようになったイメグリミンは、膵作用・膵外作用を併せ持つ新規メカニズムの糖尿病治療薬であり、日本人2型糖尿病の新たな治療選択肢となることが期待される。我々は糖尿病モデルマウスにイメグリミンを投与することにより、グルコース応答性のインスリン分泌促進作用と膵 β 細胞保護効果を報告している。本セミナーでは、我々が報告した基礎研究内容を交えながら、イメグリミンの作用機序・期待感などを講演したい。 【講演Ⅱ】 イメグリミンは、ミトコンドリアへ作用すると想定されており、グルコース濃度依存的なインスリン分泌を促す膵作用と、肝臓 ・ 骨格筋での糖代謝を改善する膵外作用を発揮する2型糖尿病治療薬であるが、β 細胞量 BCM に対する影響は完全には解明されていない。本講演会では、非侵襲的膵 β 細胞イメージング技術を用いて糖尿病モデルマウスにおけるBCMに対するイメグリミンの影響と、膵β細胞ミトコンドリアへの作用を検証した結果を解説するとともに、本剤への期待と実臨床での位置づけについて考察したい。
非ドパミン系薬剤の作用機序を考える
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。


配信期間
- 2023年03月28日まで
- 【演者】濱田 雅先生(東京大学医学部附属病院 脳神経内科 講師)
「非ドパミン系薬剤の作用機序を考える」について、濱田 雅先生(東京大学医学部附属病院 脳神経内科 講師)からご講演いただきます。
Hematology & Infections WEB seminar

配信期間
- 終了しました
- 【演題I】脳神経外科・血液内科協働で行うPCNSL診療の円滑化と副作用マネジメント
- 【演者】多田 雄真先生(大阪国際がんセンター 血液内科/AYA世代サポートチーム 診療主任)
- 【演題II】血液疾患領域における真菌感染症管理
- 【演者】森 康雄先生(九州大学病院 血液・腫瘍・心血管内科 講師)
本講演会では、大阪国際がんセンターの多田雄真先生に「脳神経外科・血液内科協働で行うPCNSL診療の円滑化と副作用マネジメント」、九州大学病院の森康雄先生に「血液疾患領域における真菌感染管理」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
エビデンスに基づいた2型糖尿病の薬物治療~基礎治療薬としてのメトホルミン~

配信期間
- 終了しました
- 【演者】住谷 哲先生(大阪府済生会泉尾病院 糖尿病・内分泌内科 主任部長)
2型糖尿病治療において重要な治療方針は二つある。一つ目はA・B・Cで表される「包括的な心血管リスクの減少」で、HbA1cのA、血圧(blood pressure)のB、LDL-CのCの3つのトータルケアに目を向けること。二つ目は遺産効果legacy effectとして知られる「診断後早期からの血糖正常化を目指した厳格な管理」である。治療をしない「負の遺産」が蓄積されると合併症のリスクが増大し、取り返しがつかなくなる。治療の根幹は食事療法・運動療法であるものの、多くの糖尿病のある患者は治療薬を必要とする。基礎治療薬cornerstoneには6項目(確実な血糖降下作用、低血糖を生じない、体重を増加させない、真のアウトカムを改善する、長期の安全性が担保されている、薬価負担)が求められる。メトホルミンはその6項目に該当する薬剤であり、世界の中で2型糖尿病の基礎治療薬としての位置付けを確立しており、最も使用されている薬剤の1つである。一方で、副作用である消化器症状や乳酸アシドーシスの発現に留意する必要があり、注意するポイントなどもあわせてご紹介したい。
DiaMond Live Seminar~膵β細胞にフォーカスした2型糖尿病治療~

配信期間
- 終了しました
- 【座長】弘世 貴久先生(東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 教授)
- 【講演I】合併症抑制のための糖尿病マネジメント~食事療法のポイントと厳格な血糖マネジメントの意義~
- 【演者】川浪 大治先生(福岡大学医学部 内分泌・糖尿病内科学 教授)
- 【講演II】「血糖降下」から「β細胞保護」へ糖尿病治療のパラダイムシフト
- 【演者】税所 芳史先生(さいしょ糖尿病クリニック 院長)
【講演Ⅰ】 2型糖尿病においては早期からの治療介入に加え、適切なタイミングでの治療強化を行いながら血糖マネジメントのみならず合併症抑制を考慮し、包括的な視点での治療行うことが重要である。健康寿命の延伸を見据えた2型糖尿病の食事療法や薬物療法について、厳格な血糖マネジメント及び早期治療強化の意義と共に考察したい。 【講演Ⅱ】 この20年の間に、多くの新しい薬物が開発され、2型糖尿病の治療は劇的に変化した。特に、インクレチン関連薬が日本で発売され10年の間に、2型糖尿病の治療の概念も著しく変化した。DPP-4阻害薬はグルコース依存性インスリン分泌の促進により、低血糖のリスクを高めることなく、正常な血糖コントロールを達成することが可能となり、より患者さんのQOL向上を目指した糖尿病治療が実現できるようになった。しかし、医療現場ではClinical Inertia(臨床的な惰性)と言われる、治療目標が達成されていないにもかかわらず、治療が適切に強化されていない状態がしばしば問題視されている。本講演会では自身の研究より得られた知見を含め、β細胞の仕事量(workload)減少に焦点を当てた薬物療法について解説し、より糖尿病の病態に基づいた今後の糖尿病治療の方向性を提案したい。
軽症化時代のうつ病対応と復職支援

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- 終了しました
- 【演者】德永 雄一郎先生(不知火病院 理事長)
近年、産業構造の変化にともない情報収集が容易になり、受診前に診断を予測し受診する人も少なくない。一方、軽症化や多様性といった病態の変化は、初診時の治療上の判断も難しくなっており、患者さんへの対応や説明にも従来以上の説明が求められる。私見ではあるが、うつ病も含め他の精神疾患も10年ごとに変化していると実感している。休職者においても同様で、発達の課題のあるうつ病も増えてきている。一方、職場側も年々休職者の復帰のハードルを高くしてきている。今回は社会や患者意識の変化をもとに、うつ病の初診時と休職者の復職予測に焦点を当て、軽症化や多様性時代のうつ病の課題や薬物療法の選択等について考えてゆきたい。
糖尿病早期治療の重要性を考える~膵β細胞機能維持を目指した糖尿病治療戦略~

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- 終了しました
- 【演者】寺内 康夫先生(横浜市立大学大学院医学研究科 分子内分泌・糖尿病内科学 教授)
社会における糖尿病の知識不足、誤ったイメージの拡散により、糖尿病をもつ人は「特定の属性に対して刻まれる負の烙印=スティグマ」(社会的偏見による差別)にさらされる。例えば、糖尿病患者は短命であると言われ、糖尿病に対する負のイメージを高めている。スティグマを放置すると、糖尿病であることを周囲に隠す→適切な治療の機会損失→重症化→医療費増→社会保障を脅かすという悪循環に陥る。私たちは、ある医療機関の糖尿病患者の死亡記録に基づき、40 歳患者の平均余命は非糖尿病者と大きな差がないことを報告した1)。糖尿病の正しい理解を促進する活動を通じ、糖尿病をもつ人が安心して社会生活を送り、人生100 年時代の日本でいきいきと過ごすことができる社会形成を目指す活動(アドボカシー活動)を展開する必要があることをまず強調したい。 糖尿病の薬物治療の開始や強化が遅れがちなことは日本のみならず、世界的な問題である。患者の治療強化の必要性があると認識していながら、これまでの治療を続けてしまうことはClinical Inertia(臨床的慣性)と呼ばれ、糖尿病治療ガイドにも「治療開始・治療強化の遅れ」が問題となっていることが明記されている2)。治療強化にあたっては患者の心理的抵抗感だけではなく、医療者側にも治療強化のハードルが存在することを自覚する必要があり、医療者・患者間のギャップを埋めることが肝心である。 糖尿病と診断がついた時点で膵β細胞機能は既に50%程度低下していると報告されており3)、膵β細胞機能が残存しているうちに血糖値を低下させ、膵β細胞機能や膵β細胞量を保持することが糖尿病の病態を考える際に重要である。 本セミナーでは「膵β細胞保護」に関わる最近の研究成果を紹介し、治療戦略について考察する。最後に、早期治療強化に適した薬剤はどのようなものか、DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用療法の意義も含めて概説する。 1)Goto A, et al. J Diabetes Investig. 11:52-54, 2020 2)日本糖尿病学会 編・著:糖尿病治療ガイド2020-2021, P.39,
うつ病治療の最適化を目指してー女性特有のうつからの考察ー

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- 終了しました
- 【演者】大坪 天平先生(東京女子医科大学附属足立医療センター 心療・精神科 部長 教授)
疫学調査によれば、うつ病は女性の方が男性より2倍程度多い。その理由として、女性には、男性にはない月経、妊娠、出産、産褥、更年期など大きな性ホルモンの変動がみられることと、ジェンダーギャップという男女間での区別や差別の影響を受けやすいことなどが挙げられている。 これら女性特有の精神的不調にエストロゲンなど性ホルモンが関係していることは明らかである。また、女性の場合、年齢により抗うつ薬の種類毎の反応が異なる可能性もある。本WEB講演では、女性特有のうつから、うつ病治療を再考する。
血糖正常化を目指した治療の意義と可能性~血糖マネジメント目標の再考と膵β細胞機能維持の可能性~
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。

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- 終了しました
- 【演者】駒津 光久先生(信州大学医学部 糖尿病・内分泌代謝内科学 教授)
2型糖尿病はいったいいつから始まっているのだろうか? 我々のデータからは糖尿病へのカウントダウンは少なくとも診断時から20年以上まえにさかのぼると考えられる1)。このことは、糖尿病の診断がつけば直ちに治療を開始すべき蓋然性を示唆している。実際、治療開始が3年遅くなると、同等のマネジメント状態でも心血管イベントの発症は明らかに増加することが示されている2)。また、厳格な血糖マネジメントが従来考えられているよりはるかに合併症抑制に有効であることがメンデリアンランダマイゼーションを用いたACCORD試験の追加解析で明らかになった。良好な血糖マネジメント持続に早期からのメトホルミンとDPP-4阻害薬の有用性を示したVERIFY試験は、2型糖尿病の薬物療法の早期からの進め方に大きな示唆をあたえている。本講演ではこれらを踏まえ、改めて早期からの血糖マネジメントの重要性と膵β細胞機能維持の可能性を強調したい。 1)H.Sagesaka et al., Journal of the Endocrine Society. 2018;2:476 ‒484. 2)Herman WH et al., Diabetes Care. 2015;38:1449‒1455.
メトホルミンの作用メカニズムおよび適正使用について~薬剤師の先生方へお願いしたいこと~
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。

配信期間
- 終了しました
- 【演者】藤田 義人先生(京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学 講師)
メトホルミンは世界で最も広く用いられている2型糖尿病治療薬の一つであり、ADA/EASDのPosition Statementでは第一選択薬に位置付けられている。メトホルミンはガレガソウという薬用植物に由来し、臨床応用が開始されて以降約60年の長い歴史を持つ薬剤であるが、血糖低下作用のメカニズムについて詳しくは解明されていなかった。近年、分子生物学の発展に伴い次々と新しい分子機序が提唱されている。特に、2001年にメトホルミンがAMP kinase(AMPK)を活性化させ、肝臓糖新生を抑制させる機序が報告されて以降、AMPKに依存する機序、あるいはAMPKに依存しない機序など様々な機序が提唱されている。メトホルミンの主な標的臓器は肝臓であり、インスリン非依存性に肝臓糖新生を抑制して血糖値を低下させる作用を有しているが、腸管への作用や中枢神経を介した臓器連関、マイクロバイオームへの関与など各臓器への作用が報告されている。また、メトホルミンには血糖低下効果の他にも血管保護作用など多面的な作用が報告されている。本セミナーではメトホルミンの多面的な作用とそのメカニズムについて取り上げ、これらの作用に基づいた新しい治療戦略についても紹介したい。さらに、メトホルミンを含むビグアナイド薬には乳酸アシドーシスの発症リスクが懸念されており、適正使用に留意する必要がある。本セミナーでは、『メトホルミンの適正使用に関するRecommendation』の内容も踏まえ、臨床におけるメトホルミンの適正使用についても概説する。
糖尿病治療UPDATE~イメグリミンへの期待を含めて~
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。

配信期間
- 終了しました
- 【演者】西村 理明先生(東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 教授)
24時間連続して血糖変動を把握することができるCGM機器がアメリカで1999年に開発され、本邦では2009年に承認された。糖尿病のある人における血糖変動のパターンにはおそらく個人差があり、このパターンを見ながら食事・運動療法のみならず薬物療法を含めた適切な治療法を選択する、いわゆるテーラーメイド医療を実践することが、究極の血糖マネジメントをもたらすのではないかと信じている。 現在、本邦では多くの血糖降下薬が開発され、経口薬では9種類の薬剤が臨床現場で使用されている。そのような中、世界に先駆けて2021年9月にわが国で発売されたイメグリミン塩酸塩は、ミトコンドリアを介した作用が想定されており、「膵β細胞での血糖依存的なインスリン分泌促進作用」と「肝臓や骨格筋での糖新生抑制や糖取り込み能改善の作用」を併せ持つ薬剤である。このDual mode of Actionにより、病態が複雑化しつつある日本人2型糖尿病患者さんの血糖値を改善させることが期待される。本講演会では、CGMの知見とともに、イメグリミン塩酸塩の国内第Ⅲ相臨床試験TIMES試験を踏まえ、本剤への期待と実臨床での位置づけについて考察したい。