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Vol.10 地域医療連携のステップ(全4回)
荒木 隆一 氏
市立敦賀病院 医療支援部部長 理事
1988年に摂南大学薬学部卒業後、薬品会社に入社。1991年から福井医科大学(現福井大学)付属病院の薬剤部に勤務。その後、調剤薬局勤務、社会保険高浜病院薬剤部を経て、2010年に市立敦賀病院薬剤部室長となる。現在は、同病院の医療支援部部長・理事を務める。日本病院薬剤師会理事、地域医療委員会委員長、福井県病院薬剤師会副会長、福井県薬剤師会副会長。
従来の「病院完結型」医療から、住み慣れた地域で病気と共存する「地域完結型」医療が求められています。そのためには、薬剤師同士の連携が必要不可欠であり、お互いの役割や守備範囲の違いを理解しながらシームレスな薬物療法を支援することは、薬剤師共通の使命となります。
近年、薬機法や診療報酬改定等で連携を進める環境は整いつつあります。ただ地域毎に医療資源はさまざまであり、事情も異なるため、それぞれの地域の特色に合った連携を試みることが大切です。本コラムでは、地域連携を進めるためのポイントを全4回にわたりお伝えします。
Vol.10 地域医療連携のステップ(全4回)
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【第4回】連携を充実そして継続させるために 研修・教育の重要性~みんなで一緒に~
地域医療連携は、携わる職種や地域毎の特徴、医療ニーズなど、その特性によって多種多様な展開があります。第4回では、充実した連携を継続させるためのポイントをお話します。
シリーズ 薬剤師へ エキスパートが届けるメッセージ
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【第3回】地域医療連携の実際(入退院) 入退院はリレーのバトンタッチをイメージして
在院日数が短縮している現在、退院後に自宅や介護施設などで切れ目のない薬物療法を続けるには、院内外の多職種と連携し情報を伝達する仕組みが重要です。具体的にどのような情報のやり取りが有益か、いくつか例をあげてご紹介します。
シリーズ 薬剤師へ エキスパートが届けるメッセージ
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【第2回】地域医療連携の実際(外来) お薬手帳をベースにトレーシングレポートの活用
お薬手帳は、薬局薬剤師が、医師や病院薬剤師と効率よく患者の医療情報を共有できる、最も有効なツールです。お薬手帳をベースにトレーシングレポートを活用するなど、それぞれの地域で多職種連携に最適な仕組みづくりを議論していくことが、今後ますます重要になります。
シリーズ 薬剤師へ エキスパートが届けるメッセージ
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【第1回】薬剤師同士の連携の目的は?
薬剤師同士で実施する地域医療連携の目的は、患者の薬物療法に関する情報を相互に提供し、医療安全の確保に資することです。 そして専門職同士のコミュニケーションを円滑に行うには、情報のギブアンドテイクが原点となります。①迅速な対応 ②コミュニケーションの確立 ③確実な記録 この3つのポイントを心がけることが重要です。
シリーズ 薬剤師へ エキスパートが届けるメッセージ