レミッチ®の特性

世界初の選択的κ受容体作動性の経口そう痒症改善剤です※1

κ受容体に選択的に作動性を示す薬剤です(in vitro)。
ヒスタミン、サブスタンスP、デオキシコール酸及びモルヒネによるかゆみに対して止痒作用を有します(マウス)。

κ受容体に対する選択性

透析患者※2及び慢性肝疾患患者における既存治療抵抗性のかゆみを1日1回の経口投与で改善しました。

プラセボ対照二重盲検比較試験

長期投与試験では、血液透析患者における白取の重症度基準に基づく夜間のかゆみスコア及び慢性肝疾患患者における川島の重症度基準に基づく起床時のかゆみスコアの低下がみられました。

長期投与試験

高齢者※3などの嚥下機能が低下している患者や水分摂取量の制限が必要とされている患者にも服用しやすいOD錠を剤形追加し、カプセルとの生物学的同等性が確認されました。

血漿中濃度〈OD錠、カプセル〉

レミッチ®OD錠は、軟カプセル剤の服用性を改善するために、高伸度性、 速溶解性、高遮光性をコンセプトにした東レ独自のフィルムコーティング技術を用いて開発されました。

安全性

重大な副作用として、AST、ALT、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあります(いずれも頻度不明)。
主な副作用は不眠注1)、注2)、便秘注1)、注2)、頻尿・夜間頻尿注2)、注3)、プロラクチン上昇でした(いずれも5%以上)。
詳細は、電子添文の副作用及び臨床成績の安全性結果をご参照ください。

注1)血液透析患者への投与時は投与開始後2週間以内にあらわれることが多い。
注2)慢性肝疾患患者への投与時は投与開始後4週間以内にあらわれることが多い。
注3)慢性肝疾患患者を対象とした国内臨床試験での発現頻度。

副作用


  1. 本剤の効能又は効果は「次の患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)透析患者、慢性肝疾患患者」です。
  2. 血液透析患者、腹膜透析患者
  3. 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。