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Vol.21 災害時に薬剤師に求められる役割(全4回)
江川 孝 氏
福岡大学薬学部 救急・災害医療薬学研究室/教授
福岡大学大学院薬学研究科博士課程修了後、企業の研究員や病院勤務などを経て、2005年から就実大学薬学部講師、2013年から同大学の教授を務め、2017年に福岡大学薬学部の教授(現職)となる。東日本大震災や熊本地震など国内での救護活動はもとより、ネパール大地震やウクライナ避難民医療支援など海外での救護活動も行っている。2021年には厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務局参与を務める。日本災害医療薬剤師学会の理事など数多くの要職に就く。
災害時に果たす薬剤師の役割は、災害の種類・規模、発生の時期(季節)、場所、時間帯等によって異なる対応が求められ、個別の事情に応じた創意工夫・臨機応変な対応が必要です。そこで本コラムでは、第1回では「わが国の災害医療提供体制」について、第2回は「災害時の初動とマネージメント体制の確立」について、第3回は「災害薬事サポートの実践」について、第4回は「国際人道支援における薬剤師の活動」についてお話ししたいと思います。
Vol.21 災害時に薬剤師に求められる役割(全4回)
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【第4回】国際人道支援における薬剤師の活動
わが国の自然災害に対する豊富な経験と技術的な対応や知識は、国外での災害に対しても応用できます。ここでは、薬剤師の国際緊急支援における枠組みを概説するとともに、2015年に発生したネパール地震や2022年のモルドバ国内でのウクライナ避難民に対する医療支援での薬事対応事例を紹介したいと思います。
シリーズ 薬剤師へ エキスパートが届けるメッセージ
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【第3回】薬事サポートの実践
第3回では、災害発生時にCSCA(Command & Control, Safety, Communication, Assessment)に沿って確立される災害対応のマネージメント体制の後に行われる医療サポートや薬事サポートを説明し、災害のフェーズに応じて変化する薬剤師の業務について概説します。
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【第2回】災害時の初動とマネージメント体制の確立
第2回では、大規模災害発生時に、災害に関わる医療人としてとるべき行動と被災都道府県に設置される保健医療福祉調整本部について解説するとともに、保健医療福祉調整本部にて薬事衛生に関わる活動を調整する災害薬事コーディネーターについて概説します。
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【第1回】わが国の災害医療提供体制
わが国の災害医療提供体制を定めた災害対策基本法及び災害救助法について、それぞれの法律で定められている概要について説明するとともに、災害発生時にそれそれの法律の下で被災地の救援活動に関わる際に特に重要な留意すべき要点についてまとめました。
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