レビー小体型認知症の臨床診断基準


監修:池田 学 先生
大阪大学大学院医学系研究科 情報統合医学講座 精神医学 教授

レビー小体型認知症の臨床診断基準(2017)

レビー小体型認知症の診断では、「日常活動に支障を来す進行性の認知機能低下(必須)」に加えて「中核的特徴」および「指標的バイオマーカー」の該当数により「Probable DLB(ほぼ確実)」または「Possible DLB(疑い)」と診断します。

レビー小体型認知症の臨床診断基準(2017)

Probable DLB(ほぼ確実)

「2つ以上の中核的特徴が存在する」または「1つの中核的特徴が存在し、1つ以上の指標的バイオマーカーが存在する」(Probable DLBは指標的バイオマーカーの存在のみで診断するべきではない)

Possible DLB(疑い)

「1つの中核的特徴が存在するが、指標的バイオマーカーの証拠を伴わない」または「1つ以上の指標的バイオマーカーが存在するが、中核的特徴が存在しない」

McKeith IG et al. Neurology 2017; 89(1): 88-100
日本神経学会 監修. 認知症疾患診療ガイドライン2017(医学書院)